たった 1 行でインストール用メディア (SD カード) 作成、OSX 10.10 Yosemite でも
出来るみたいです。
開発向けプレビューの段階では色々あったようで心配していたのですが、
もう既に幾つかのサイトでリポートが上がっているようで、createinstallmedia
は osx 10.10 yosemite でも ok の様子 *1。
有り難い。
と言うことで、まず答えから。
osx 10.10 yosemite の起動可能な osx インストーラを作成する
- 真っ新にされても良い、sd カードを指して、
- ターミナル.app (/Applications/ターミナル.app) を起動し、
- そこに以下コマンドを叩く。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume ${使用するメディアのパス} --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app
しばらく待って、でけあがり。
おそらく 10 分程度?
いやー便利。
一応、補足として;
- 途中、
Copying installer files to disk...
辺りで止まったような感じになりますが、処理終了を示すDone.
と出てくるまで放置。 sudo
なので勿論管理者用パスワードを求められます。- 上述コマンド内の "${使用するメディアのパス}" は、各環境によって読み替えてください。
- メディアは、usb でも ok。
手続き補足
個人的には、もはや季語となりつつある、osx のリリース。
以前にも、10.9 mavericks にて、同様の手続きが利用可能なこと触れた のですが、詳細は変わらないので、そちらを参照いただくとして...
createinstallmedia
は、現時点、10.10 yosemite としてオフィシャルじゃない?
この前と違うのは、このエントリ記述時点、createinstallmedia
による作業は、10.10 yosemite として具体的にオフィシャルなアナウンスは未だなされていないようで、
もしかして? と言うのもあったりします。
ただ、注意としてですがこんな記載がありまして。;
createinstallmedia は、createinstallmedia が付属するバージョンの OS X インストーラ App でのみ使用できます。
実際、前々から気になっていたので、ダウンロード直後に、createinstallmedia
の確認をしたのですが、一応在ることには在ったので "だから使用できる"、とも解釈できるのですが。
全部ドラッグ&ドロップでも
タイプミス心配とかなら、全てドラッグ&ドロップで指定する、でも良いと思います。
まず、createinstallmedia ツールをドラッグ&ドロップ...
そして、--volume
引数にメディアを同じくドラッグ&ドロップ...
最後に、--applicationpath
引数にインストーラの app を....
と、こんな感じで。
--nointeraction
って無くてもいいのではないかと
意味良く分からなかったり、迷ったりするんだったら、この引数、指定しなくても良いのではないかと思います。
この引数は、
createinstallmedia
を実行した時に出る「挿し込んたメディア volume を消すけど良い?」な感じの確認をスキップしたい場合に使う。
スクリプト組んで自動化しているとか、あるいはその確認メッセージに付き合う時間さえも惜しいとか、"y" のキー叩くのでさえ面倒、とかじゃなかったら、
この引数は特に要らないんじゃないかと思います。が、どうでしょう。
ちなみに。
% "/Applications/Install OS X Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia" -h Usage: createinstallmedia --volume <path to volume to convert> --applicationpath <path to Install OS X Yosemite.app> [--force] Arguments --volume, A path to a volume that can be unmounted and erased to create the install media. --applicationpath, A path to copy of the OS installer application to create the bootable media from. --nointeraction, Erase the disk pointed to by volume without prompting for confirmation. Example: createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled --applicationpath "/Applications/Install OS X Yosemite.app" This tool must be run as root.
インストール用メディアはこうしてます
上述通り、createinstallmedia
で作成したインストール用メディアに対し、ここでは更に、xcode と command line tools のインストール dmg ファイルを入れて一つのセットにしています。
なぜ必要かについての具体的な話はまた別の物語として、
os インストールの後、何よりもまず必要なアイテムとなるのが xcode と command line tools。
なので、インストール終わって、これまた必ずするのが xcode と commad line tools を探しにに行くことと、それらダウンロードと言う作業。
が、これが結構に面倒で、かつ時間が掛かる。
とにかく、やっとこさ os のインストールが終わってからの、その避けようのない待ち時間はまさに苦行。とりわけ xcode のダウンロードなんかは、あまりに耐えられないと思うわけです。
そんな手続きの負荷を幾らかでも軽減したい、と。
そのために。
xcode は app store からじゃなく、apple の developer サイトから
xcode も、command line tools 同様、apple の developer サイトの downloads から獲って来るようにしています。
理由は、インストールして欲しいのではなく、dmg ファイルで欲しいから。
こうやって獲ってきた、xcode と command line tools の dmg ファイルを、
先ほどの os インストール用メディアの中に入れておきます。
そうすれば、os のインストールで待った後、さらに xcode や command line tools のダウンロードごときで待たなければ、と言うことはなくなるのではないかと。
その分、インストーラとするメディアに容量が必要になりますが。
そして、それでも
それでももうちょいと楽したい、とな怠惰な性分は、自前のスクリプトも設けることになります。
それが上述スクリーンショットの firstofall.sh
にあたります。
このスクリプトは、メディア内の dmg アイテムのインストールなどをやってもらうようにしています。
なので「インストールする場合は、メディアを挿し込んで、ターミナルからこのスクリプトを叩く」、と言うのがシナリオになり、"終わるのをじっと待つしかなかった時間" と、少しはゆるく付き合うことができます。
と言うことで。
あと一応、先にも触れましたが、このcreateinstallmediツールによる方法、osx 10.10 yosemite としてappleからmavericksの時のそれのように、明確なオフィシャルのアナウンスが無い*3状態ですので、その点はご理解の上で、と。ま、免責をば*4。
お仕舞いお仕舞い。