たった 1 行でいい,macosx 10.9 mavericks のインストールディスク sd カードを作る

ぼんやりしていたら,mavericks がリリースされてる.
リリースというイベントより,「もうそんな時期なんかぁ...」と言うのが正直.*1

ということで,
macosx 10.9 mavericks をクリーンインストール

appstore にアクセスし,ダウンロード.
かなり待つことは知っていたので,その間,
裏でターミナルを起動し,homebrew で入れてたアイテムを %brew install でチェックしたり,rsync を発行しバックアップを走らせといたり...等々,準備をしておく.

その辺りをして,晩ご飯の準備をし,観ていなかった映画を一本観,酒飲んでいたら,寝て待っていた(笑

そしたら,インストーラは勝手に起動しているはずですから,
迷わず,コマンド Q www

mavericks のインストールディスク sd カードを作る

思いの他,速攻でしたよ.

やることは...

インストールディスクにしたいメディアをセットし,
ターミナルを起動.

そして以下コマンド 1 行,[Enter] ぱちん.;

% sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume {YOUR_MRDIA} --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app

これだけ!
楽ちん.

{YOUR_MEDIA} は,インストールディスクにしたいメディアのパス.
各自の環境によって異なりますね.

あ,
sudo コマンドは必要*2
あと他の記述は,変な事していなければ,そのまま.つまり,上に示したコマンドラインの {YOUR_MEDIA} の部分だけ,自分の環境に合わせて書き換えてやれば宜しい,と言うこと.

これ以上の詳細な手続きは,後述します.

10.8 moutain lion の時とは,ちょっと違うみたい

以前,mountain lion の時も同じことをやったので,同じ要領でできると良いな,と思っていたら,
どうやら,ちょっと違うみたい
基本的な流れは同じものですが.

作業時の検索で,たまたま上位に列挙されていたので参照させて頂いたのですが,
何だかなぁ,ハードル高いと言うか,面倒な感じだなぁ,と悶々と探していたら,こんなエントリーを見つける.

最初は,ちょっと怖い感じの作業なので,各工程を明示的に "クリック,選択,そしてドラッグ..." な感じでやりたいな,と思っていたのですが,色々調べているうちに落ち着いてきて,トライしてみることに.

そしたら,実にハッピー,と.

最終的に「これイケルな」と心をキメさせてくれたエントリーは,Macworld の記事
そして勿論,先程挙げさせていただいたこちらでも参照先として紹介されている apple 自身のアナウンス
ちなみに,コチラでは作業の手続きを動画で紹介していたりもします.

手続き

たいしたことないですけど...

step 01. インストールディスクにするメディアの準備

まず,インストールディスクにしたいメディアを用意. 8 GB 以上の容量が必要とのこと.
ここで使用したメディアは sd カード (16 GB).ちなみに,この子は mountain lion で使っていたもので,これ潰して使うことに.
ちなみに,使うメディアにある既存のデータは無くなる点,ご注意.

書き込み可能な状態にして,メディアをマシンにマウント.

step 02. インストールディスク作成 (createinstallmedia ツールの実行)

ターミナルを起動します.
自分はターミナルは iterm 2 で,zsh の組み合わせですが,
プリインストールされている アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル (/Applications/Utility/Terminal.app) でもイケルはずです.

そして先ほどのコマンドを書き実行します.

% sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume {YOUR_MRDIA} --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app

見ればわかりますが,ここでやろうとしていることは, marvericks のインストーラーにパッケージされている createinstallmedia というツール*3を起動しています.
このツールは,名前で薄っすらわかりますが,インストールディスクを作ってくれます.
その際,"どのメディアに作りますか?" を --volume オプションの所で指定し,
"どのインストーラを?" と言うのが --applicationpath で指定している,と言うわけです.

なお,
ツールへのパス,/Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia
そして --applicationpath オプションでしているパス,/Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app は, ダウンロードをフツーに appstore の成すがままで,変な事していなければ,書き換えることなく,このままでイケルと思います.

このケースに該当するのでしたら,自分の環境によって書き換えるのは,--volume オプションの {YOUR_MEDIA} だけ,となります.

もし「心配だから自分できちんとパスを指定したい,けど,書き方や誤記が心配で...」,と言うような場合は,
対象となるアイテムを Finder 上で掴み,ターミナルへ,各該当箇所にドロップすればパスが出ます.

間違いなければ,[enter].

実行すると,こんな感じで画面が流れます.;

% sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Mac\ OS\ X\ Install\ ESD --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app
Ready to start.
To continue we need to erase the disk at /Volumes/Mac OS X Install ESD.
If you wish to continue type (Y) then press return: y
Erasing Disk: 0%... 10%... 20%...100%...
Copying installer files to disk...
Copy complete.
Making disk bootable...
Copying boot files...
Copy complete.
Done.

そうそう,途中,
If you wish to continue type (Y) then press return: の行で確認として止まるので,
良ければ y を入れます.

さらに,どこだっけかな,...Ready to start? だったかで,ピタッと長い間止まります.
本当は動いていなかったり? と心配になるほど.

ですが,動いています.
じっと待つなり,放置してやりすごしてください.

とゆことで,ディスク作成,
はい,終わり.

長々書いてしまいましたが,たった 1 行です.
所要時間は,ここでの場合,10 分程度でした.

step 03. インストール!

先ほど step 02 で作ったメディアをセットした上で,
再起動します.

その際,[option] キーを一緒に押しておきます.
起動音がなり,しばらくしてモニターに,起動ドライブを選択する画面が現れます.
この辺りは,他の同様のサイトでもあると思うので,そちらを参照してください.

ここに,さっき作成したインストールディスク/メディアが現れているはずです.

あとは,それを選択し,インストール処理を走らせます.
ここからは,いつもの通りです.

実際のインストールには,結構,時間かかりましたね.
インストールの準備中だったかの最後の 1 秒が,あれ 30 分くらいあったような...

1 行で mavericks のインストールディスク

と言う事で,
ターミナルに抵抗ないのでしたら,createinstallmedia ツールを使った方法,オススメです.
しかも,開発元提供のツールですからね.

同様のテーマだと,
"ターミナル行ってぇー,
defaults コマンドでAppleShowAllFiles キー変えてぇー,
次はインストーラーで右クリックでぇー,パッケージの中を見てぇー,
そいでもって今度はディスクユーティリティー行ってー...",
な,finder やらターミナルやらを行ったり来たりする手続きがやはりメジャーで,
面倒ですが,報告ケースが多い分,信頼性も高い感あるのでしょうが.

個人的に,mavericks でしたら,
createinstallmedia ツールを使う方が良いかなと,思います.

にしても,
冒頭でも触れましたが,作業の着手前に,@niw 氏のこのエントリーに出会って良かったです.本当に感謝.
これ知らなかったら,実際,自分も以前 mountain lion でやった,上のような手続きでチマチマ作業していたでしょうし,
このエントリーに,その痴態を痴態とも思わずに自信満々と,晒していたでしょう.間違いなくwww

無知ってホンッと怖い...

以上,くれぐれも自己責任で,と免責触れた上で.
はい,おしまい.

*1:とは言え,このイベントを待ってたりしたのですよね,何気に.
このところいちいちの動作がいちいちモッサリし出して,頻発するカラフルにクルクルなアレを眺めるしかないトラップに,とてもストレスを感じていて.
思うに,この辺りなんかでの戯れが少なからず祟っているような気もしていて,
この際思い切って綺麗にしちゃいたいな,と.
でもやはり,あいそれと,気軽に取り掛かることが出来るような営みでは勿論なく.
これには結構な時間と労力,そして根気が必要になるもの.想像しただけで,中々踏み出せず.
そんな中,新しい os が開発中だよ,というアナウンスをキャッチして,じゃぁこの時にやろう,と,このイベントを待つことに.

*2:sudo コマンドなし,権限なしの状態で走らせると,"This tool must be run as root." 返ってくるかと.

*3:ちなみに,アクセスしようとしている "createinstallmedia" と言うツールの存在については,
ここでも参照先として挙げさせていただきましたこちらでも言及されてますし,同様のテーマを扱った色々なところで紹介されているようですので,そちらを参照ください.